土石流および土砂管理研修


 近年の豪雨災害では、土石流や、上流から流れ出た大量の土砂が河道を埋めて氾濫を広げる「土砂・洪水氾濫」による被害が目立つようになりました。山地から河川、ダム、海岸までを一つの流砂系として捉え、土砂の動きを管理する考え方は、防災と河川管理の両面でますます重要になっています。
 本研修では、国内大手の建設コンサルタント会社で河川計画の実務を積んできた技術士が、土石流の対策計画から流域全体の土砂管理まで、実務で必要な考え方と手順を、実際の業務の流れに沿ってお伝えします。
 すでに砂防・河川の業務に携わっている技術者の底上げはもちろん、設計を中心にしてきた企業がこれから計画・解析分野に参入するための第一歩としてもご活用いただけます。

1.こんな方・企業様におすすめです

技術を底上げしたい企業様

  • 砂防の計画業務で、計画流出土砂量などの数値の根拠を説明できる技術者が少ない
  • 土砂・洪水氾濫など新しい課題への対応に、社内の知見が追いついていない
  • 砂防と河川の担当が分かれていて、流域全体で土砂を捉える視点が育っていない
  • 計画の考え方がベテラン任せで、社内にノウハウが残らない

設計業務から計画・解析分野へ参入したい企業様

  • 砂防堰堤などの設計を中心にしてきたが、その前提となる計画業務も受注したい
  • 設計する施設がどんな計画にもとづき、どんな効果を期待されているのかを理解したい
  • ダムの堆砂対策や河道の維持管理など、土砂に関わる業務へ幅を広げたい

土砂の問題は、砂防・河川・ダム・海岸の分野をまたがります。流域全体の土砂の動きを捉える視点を身につければ、分野の垣根を越えた提案ができるようになります。

2.研修の主な内容

土石流の対策計画から、流域全体の土砂管理まで学びます。

  • 土石流対策の計画:計画流出土砂量と土石流ピーク流量の考え方、流木の扱い、砂防堰堤などの施設配置と効果の評価
  • 土石流・土砂・洪水氾濫の解析:土石流の流下と氾濫の解析、土砂・洪水氾濫の解析の考え方、被害想定と対策効果の整理
  • 流域の総合的な土砂管理:流砂系全体での土砂の動きの把握、ダム堆砂への対応、河道の維持掘削や置き土の考え方、管理方針の立て方

受講される方のレベルや社内の課題に合わせて、内容と時間はご相談のうえ調整します。この分野が初めての方向けには、土砂の動きの基礎から段階的に学べる導入コースもご用意できます。河道内の洗掘や堆積を詳しく解析する方法は、「河床変動解析研修」で扱います。

3.本研修の特長

技術士(河川、砂防及び海岸・海洋)の資格を持ち、河川の土砂に関わる解析実務を担当してきた技術士が講師を務めます。講師は、土石流から河道の土砂移動までの理論を熟知しているので、山地の砂防から河川・ダムまで流域全体を一つの流れとして説明できます。分野ごとに分かれがちな知識をつなげることで、土砂の問題を広い視野で考える力が身につきます。

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4.実施形式

  • 形式:貴社への訪問研修・オンライン研修のどちらにも対応
  • 人数:少人数(数名程度)から実施可能
  • 進め方:講義と演習を組み合わせ、受講者が実際に手を動かして計算・考察する時間を重視
  • カスタマイズ:貴社の過去業務を題材にした演習など、個別の要望にも対応
  • 助成金:人材開発支援助成金をご活用いただく場合は、申請に向けたサポートも行います

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